近江八幡の里山に関わろう!

八幡山の景観を良くする会の活動に参加しませんか

八幡山の景観を良くする会(略称:八景会)について

■活動

  1. 活動のフィールドは八幡山南面に広がる竹林とコナラ林並びに縦走路周辺(八幡神社~百々神社)とする。優先課題として八幡山公園上部の竹林の浸出を食い止める。
  2. 竹林の東側には立派なコナラ林が広がっている。しかし、近年ナラ枯れの被害が拡大し、裸地が目立つようになってきている。そのため、低木常緑樹や笹竹刈りをするとともに、コナラの幼木の植樹を行い、コナラ林の再生を目指している。
  3.                                            
  4. 子どもたちの遊び場として親しまれる明るく安全な里山環境を目指す。
  5. 残されたクヌギ林の整備。(明るい樹林を取り戻すための常緑雑木の間伐や下草除去)
  6. 毎春には地元小学校の卒業記念樹として桜の植樹を行っている。また、市民植樹会ではコナラ・もみじ・ミツバツヅジなどを計画植樹している。(四季の彩りプロジェクト)また、野鳥の巣箱の設置などの活動などのサポートもしている。
  7. 頂上の出丸台地には栗の木を植樹。更に、竹林内は椎茸を栽培するとともに、毎春(4月29日)には親子タケノコ掘り大会開催している。また、カブトムシクワガタムシも採集できるようにし、市民に親しまれる里山環境を目指している(宝の山プロジェクト)
  8. 樹木・野草・野鳥・虫・竹工・木工・蔦細工・山仕事・野外活動のインストラクターなど、各分野の専門家に参画してもらい、専門家の指導の下、長期的展望に立って、永続性のある仕組みを組織も含めて残していく。
  9. 他の市民活動団体とも交流し、近江八幡ブランドの向上を目指す。

作業内容と作業参加者数(2005年4月~2013年3月):2005年(平成17年)に立ち上げ、4人で作業を開始。

  • 通常活動:八景会作業開始から満8年を迎え、作業回数226回延べ4258名記録
    • 竹林整備:91回(延べ1,942人)
    • コナラ林整備:61回(延べ1,278人)
    • オプション作業:74回(延べ1,038人)、枯れ松の除去、展望台のベンチや竹柵の設置など。
    •                                                              
    • 縦走路の整備作業 25回(延べ174名)
    •                                            
  • 小学校卒業記念植樹会 8回
  • 親子タケノコ掘り大会 8回

春の恒例行事になった地元小学校の卒業記念植樹会や、一般市民公募による親子筍(たけのこ)掘り大会には約260人が参加し、自然の恵みを収穫する喜びを実感しました。さらには夏休み小学生体験学習会などを通じて、市民や子供たちに八幡山の自然に接する機会を提供しています。また、オプション作業として、北の丸・西の丸の丸太ベンチ設置や毎年竹柵の交換などを行い、観光客にも喜ばれています。
また、八幡神社から百々神社の縦走路の整備も毎月1回行い、主に立ち枯れ松の伐採除去などの整備を継続しています。他にも、侵略竹やナラ枯れに対する伐採地の空き空間に、紅葉やミツバツツジ等を植樹し、山の彩りを添える活動も毎年継続しています。そして会員の楽しみとして竹林内で椎茸を栽培したり、出丸台地に栗の木を植樹しています。
さらに最近では、真竹を油抜きして竹籠などの竹細工の材料にしたり、竹粉化して肥料や飼料として使う実証試験にも取り組んでいるところです。
これからも新しい仲間も迎えながら、会員相互の親睦と体力作りの場として、八幡山の景観を良くする活動を続けていきます。

■活動理念

近江八幡の周辺には、低山ではあるが多くの山が目に入ります。これらの里山では、昔は松茸などの多くの山菜が採れました。また薪や柴材の収集、そして竹は建築用壁材として広く活用されており、麓の住民はこれらの里山と共に生活してきたと言えます。やがて化石燃料一辺倒の時代となり、人は里山に見向きもしなくなりました。麓一帯を侵略竹林が覆い、折角のコナラ林も常緑樹や笹竹に覆われて、山全体が荒廃し、昼でさえ暗い状態になりました。
そうした中、毎日の登山で出会う方々に呼びかけて、2005年(平成17)4月から少人数での整備作業を開始しました。手を入れて整備していくと、元の快適な里山として生き返り、訪れる人も多くなりました。この活動を通して、参加者も山の景観を良くする事に誇りを持つようになりました。

■ミッション

八幡山の景観を良くする会のミッションとしては、以下の3つを掲げています。

  1. 美しい里山景観の再生とその保全の仕組みを次世代に伝え残す
  2. 市民が親しみ、誇れる山を目指す
  3. 子供たちが野外遊びを楽しめる明るく安全な里山を創る

毎月2回の定例作業を満8年余り続けた結果、これまでに226回、延べ4,258人がボランテイア作業に参加しました。参加者は主に市内在住の定年退職者で、平均年齢は70歳程度です。
その結果、手の付けようもない程に荒れていた竹林も美しくなり、鬱蒼としていたコナラ林も以前に比べてすっきりしました。元の明るい里山の景観が少しずつ蘇ってきて、一般市民の方も山に頻繁に登られるようになってきています。
定例作業会のほか、大学教授を呼んでの市民対象の里山講習会を開いたり、学術調査としてふるさと竹林調査隊への参加協力をしたりするなど、専門家の意見も整備作業に活かしています。

■概要
名称
八幡山の景観を良くする会(略称:八景会)
代表者
村西 耕爾
会員数
50名
住所
523-0861 滋賀県近江八幡市仲屋町元24
Tel.
0748-32-2615(090-1152-2615)
E-mail
お問い合わせ・参加申し込みフォーム
info@hachimanyama.ciao.jp
URL
http://hachimanyama.ciao.jp
運営方法
会則は作成済み(但し会費はなし。毎回森林ボランティア保険加入済)
予算や作業計画は幹事会で決定
行政や支援団体からの助成金申請獲得
新規会員の獲得並びに他団体との連携
おやじ連
                            
生き生きクラブ[http://www.geocities.jp/hachimanikiiki/]
                            
白鳥川の景観を良くする会(景観隊)[http://sky484.com/]
                            
安八いちまる会[http://annpatiitimaru.shiga-saku.net/e778008.html]
                            
おやじ友の会[http://www17.ocn.ne.jp/~oyajikai/index2.html]
                           
■会のモットーと役割
  • 誰でも参加しやすいオープンな組織運営(入・脱会は自由)
  • 共に汗を流すことで充実感・達成感を味わえ、新しい仲間づくりができる場
  • 高齢者自身の社会的再資源化(ボランティア活動)
  • 団塊世代の退職後の地域活動の受け皿としての役割
  • 計画的間伐・植樹で山の景観を良くしていきたい
  • 次世代の子供たちにも地元の里山に関心を持ってもらえるような催しの企画
  • 創造的に楽しくやることが長続きの妙薬
  • 何よりも安全第一

現役時代の効率一辺倒を捨て去って…
各自マイペースで自分のできる範囲のことをする


■事業計画

年間定例作業日

  • 第2水曜日・第4月曜日:竹林整備・コナラ林整備:9時~12時(八幡公園管理棟前集合)
  • 第3木曜日:八幡山縦走路整備(立ち枯れ松の伐採):9時~15時(百々神社集合・昼食持参)

定例作業の他子供達が八幡山に親しむ機会をイベントを通じて作っています。

3月
地元小学校2校(八幡小学校・兄弟社学園)の卒業記念植樹
ナラ枯れのため、裸地になったコナラ林へのコナラ幼木の植樹
毎年4月29日
親子タケノコ掘り大会(毎年250人程度の参加)
毎年11月下旬
親子八幡山縦走ハイキング会

年度別事業計画書

■略歴
平成17年
八幡山の景観を良くする会を設立。
4月/1日
第一回作業開始   八幡山頂上西の丸杉の枝払い(モミジ・椿の蔦除去作業 参加者6名)
12月7日
八幡山初縦走 八幡神社10時発 百々神社15時30分着(参加者8名で地図と磁石片手に迷いながら完走する)
12月21日
日野の山へクヌギホダ木取り『宝の山PRJ』で椎茸栽培開始する
平成18年3月8日
第1回八幡小学校卒業記念植樹・河津桜5本植樹・以後毎年3月継続中
4月29日
第1回親子タケノコ掘り大会・以後毎年4月29日開催中
9月27日
市民対象『里山について考える』講習会(市立図書館)61名(京都府立大学 深町准教授、森林総合研究所 奥 研究員)
平成19年1月(通月)
第1回おやじ連作品展に活動パネル出展(市立図書館)
                                                    
4月23日
NHK総合番組のシニアボランテイア日本一に冒頭で活動紹介される
                                                    
11月~12月
大阪NPOセンターからの講演依頼で府内6ヵ所で実施:東大阪市・羽曳野市・和泉市:テーマ「定年退職後の生き方講座:八景会の活動紹介を中心に」
                                                    
平成20年1月~2月
同上講演会 大阪市・阪南市・門真市
                                                    
6月21日・22日
ふるさと竹林調査隊in近江八幡サポート(八幡山全周囲調査)
                                                    
7月19日
夏休み小学生環境パネル展(市立図書館 ~8月24日)
                                                    
平成21年3月21日
                 
2009元気ウオーク近江八幡「水郷と里山を歩く」(上記実行委員会のサポートで、八幡山縦走案内 参加者200名)
                                                    
5月31日
全国竹林景観ネットワークin近江八幡 図書館&竹林調査
                                                    
平成22年6月19・20日
全国竹林景観ネットワークin近江八幡 図書館・MMC&竹林調査
夏休み小学生環境パネル展(市立図書館 ~8月24日)
                                                    
8月11日
竹粉製造器PANDAの初実演 琵琶湖揚水場
                                                    
9月29日
八幡山縦走路案内看板(4ヵ所)とコースの順路標識設置
                                                    
11月20日
第1回親子八幡山縦走ハイキング会開催 24人参加(下山後いまさかに船で渡り昼食と栗の木植樹)
                                                    
平成23年1月20日
縦走路の整備を毎月第3木曜日に定例作業開始する
                                                    
11月23日
第2回親子八幡山縦走ハイキング会
                                                    
平成24年3月3日
クラフトキッズのサポートで鳥の巣箱設置
                                                    
4月4日
出丸台地に栗の木を植樹
                                                    
4月29日
第7回親子タケノコ掘り大会に併せて、竹活用シンポジューム(図書館):竹粉製造器『PANDA』の実演を行う(八幡酒蔵工房サポート)
                                                    
7月7日
竹林景観ネットワークの大会に参加し、長岡京市のタケノコ林見学する
                                                    
10月13日
近江八幡緑の少年団 八幡山縦走ハイキングの案内する
                                                    
11月25日
竹粉活用シンポジューム(八幡酒蔵工房サポート・図書館)
                                                    
12月10日
竹林景観ネットワーク一行、八幡山竹林視察
                                                    
2013/03/20
年全労済地域貢献助成事業として北虎口展望台に眺望と登山路に関する案内板を設置し、併せて縦走路のハイキングガイドとしてホームページを制作しサイト新設の上公開。
                                                    
平成25年3月23日・30日
縦走路の回遊路・北虎口展望台にミツバツツジ・コナラ植樹する